漢詩の作り方アドバイス


平仄・韻検索の方法

漢詩創作のアドバイス




















『平仄・韻検索』

 使いたい漢字の平仄や韻の種類を知りたい時に使います。
 入力欄をクリックして入力待機状態になってから、漢字1字を入力し、その後に「検索ボタン」をクリックして下さい。別のウィンドウが開かれ、その漢字の情報が出ます。

『韻字表』

 韻字表を使う前に、必ず『平仄・韻検索』で知りたい漢字を検索して下さい。
 表示された情報の中から、「韻番号」を覚えておいて、『韻字表』の入力欄に半角数字で入れて下さい。その後に、「韻の表示ボタン」をクリックして下さい。別のウィンドウが開かれ、同じ韻目に属する漢字の一覧が表示されます。そのグループの中の漢字を偶数句の(七言詩の時は第1句にも)最後に配置すれば、押韻が完成します。


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創り方アドバイス

まずは七言の一句を作りましょう

 とりあえず、七言の一句を作ることから始めるのがよいと思います。思いついた漢字を並べてみましょう。

漢文法にあまりこだわらないで

 漢文は、文の基本構造としては、例えば「読書」という言葉のように、述語と目的語の順序が日本語と逆で、「読む+書を」という形で目的語を後にします。その他、修飾語と被修飾語の関係などは日本語の感覚で並べて構\いません。
 でも、あまり文法は気にせずに、熟語を並べるくらいの感覚で書いてみた方がよいと思います。
 初めての人がよく書くのは、英語の感じでつい一人称の主語を入れてしまいますが、特に「自分が」と強調する時以外は、「我」「吾」などの主語は省いた方が整います。

二+三、二+二+三のリズムで

 五言句なら二字+二字、七言句なら二字+二字+三字のリズムで必ず創ることが、漢詩の形にする基本です。
漢詩の基礎」を見直して下さい。

平仄を合わせるには

 同じ意味を持つ漢字の中から、平仄が適合するものを探します。
 常用漢字の中ならこの「漢字検索」で探せますが、漢和辞典で引いた方が、漢字の微妙な意味の違いを知ったり、予想外の発見があったりして面白いと思います。(漢和辞典で平仄を知るには、漢字の発音クリックして下さい)

最後の句から創り始めましょう。

 絶句の最後の句(4句目、「結句」と言います)から創り始めると、韻字も決まりますし、言いたいこともよく伝わると思います。

韻を踏む句を先に作りましょう

 韻目が決まったら、次には、同じ韻目の字を使って、押韻する句(絶句なら起句・承句・結句)を作っていきます。押韻の制約を受けますので、先に作って行く方が作りやすいでしょう。
 韻字については、平成韻字表を参考にするとよいでしょう。近体詩では、押韻は平韻で行うのが決まりです。

その他の決まり

近体詩では、詩の中で同じ漢字は二度使えません。(一つ句の中なら許されます)
また、韻字と同韻の字は押韻以外には使えません
その他の規則については、「漢詩の規則」を見てください。

  形式を左で選んで

 左の枠の中の漢詩の形式を選んで、クリックして下さい。初めての人は「絶句」から創りましょう。
 漢詩が完成し、必要なことを入力してから、作品を送って下さい。
 創作途中での「保存」は出来ません。何かにメモをするか、コピーで他のファイルに写すかをして下さい。面倒かもしれませんが、自分の作品を見直すために最低限必要なことと思っています。
 送信ボタンを押せばデータは送られます。画面上は変化はありませんが、不安で何度も押す必要はありません。

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