西安雪景色 (2004.11.24,25)

 北京空港で西安行きの飛行機を乗り継ぐのに、待つこと6時間。
 もっとも、中国旅行では空港で原因も分からないけど待たされることがあるのは、前回の旅行でも体験していたことなので、それほど慌てはしませんでした。
 今回は、添乗員の女性がこまめに案内をしてくれて、「西安では雪で滑走路がまだ使えないから」と事情を説明して回ってくれたので、随分安心の度合いが違いました。
 結局西安に到着したのは、夜の八時過ぎ。ホテルは日本の商社と一緒に建築したという、唐の時代の建築様式を再現したもので、雪景色にはよく合いました。

 一枚目の写真はホテルの前の道路を夜に撮影したものです。普段は砂塵が舞う西安の町も、雪に包まれてしっとりとした雰囲気でした。
 翌日の朝、まだ暗いうちに散歩に出たら、もう何人もの人が道路の雪かきと掃除をしていました。
 二枚目の写真は、ホテルの中庭を翌朝撮影しました。
 白と黒が強調された風景は、建物の柱の朱色などを薄くして、撮影したような印象ですね。

 三枚目は同じくホテルの中庭での私です。
 このホテルでは、二日目の夜にお風呂の湯を廊下まであふれさせてしまい、大変でした。浴槽の上にはちゃんと「五分ほどでお湯はいっぱいになります」と書いてありましたから、きっと、私以外にも同じ様な失敗をする人がいたんでしょうね。
 でも、言い訳をさせていただくと、一日目の夜は20分近くかかってもお湯が入りきらず、「この表示は嘘だな!」と自分で思いこんでいたんですね。多分、一日目は到着が遅れたので、時間的にきっとボイラーも切れ、湯量が落ちていたのかもしれません。
 湯を入れ始めてから「どうせまだ20分はかかるから」とベッドで一休みしているうちに、ついウトウトとしたようです。ドアを叩く音で目を覚まし、出ようとすると、入り口の絨毯が廊下までビッショリでした。私もビックリ、冷や汗ビッショリ。
 夜遅かったのに、ホテルの従業員の人たちが何人も掃除機やタオルで吸い取ってくれました。ご迷惑を掛けました。