2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第31作は臺灣の 楊東慶 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-31

  新年        

六龍初御喜迎春,   

五色天開蘊藉人。   

大塊文章歌復旦,   

韶光萬里煥然新。   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第32作は臺灣の 楊東慶 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-32

  立春        

春風駘蕩趁新晴,   

窸躞陽和景象明。   

天地雍熙饒寫意,   

江山萬里溢詩情。   

          (下平声「八庚」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第33作は香港の 教授  さんからの作品です。
 

作品番号 2026-33

  新年團圓・幻彩詠香江(回文詩 順讀)        

和 風 侍 伴 芳 揚   

老 蝶 留 家 返 燕 昂   

河 上 艇 船 歸 岸 浦   

塢 前 妻 女 望 窗 堂   

歌 聲 戀 畔 堤 回 曲   

靄 彩 依 灣 海 泛 光   

婆 近 媳 而 孫 挽 岳   

哥 親 弟 且 父 牽 娘   

          (下平声「七陽」の押韻)


<解説>

「通対回文詩」で、こちらは順読の方です。
 通常の回文詩は句単位で逆転しますが、「通対回文」は詩全体(56字連続で完全逆転)です。

「幻彩詠香江」:(A Symphony of Lights)は香港ビクトリアハーバーで毎晩開催される世界最大級の光のシンフォニー。
 両岸の高層ビルがレーザー・LED・探照灯で輝き、香港管弦楽団演奏の中西合璧音楽と調和し、屋外大型音光ショーを創出。
 詩中「靄彩」「海光」「歌声堤畔」はこの光景を象徴。

 大意は、

 春風緑を従え芳香揚ぐ。
 老蝶留守を預け燕帰る。
 船帰港、妻女船室望む。
 歌声堤畔に響き幻彩海光湾に満ち、三代が親しみ新年団円。


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第34作は香港の 教授 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-34

  新年團圓・幻彩詠香江(回文詩 逆讀)        

娘 牽 父 且 弟 親 哥   

岳 挽 孫 而 媳 近 婆   

光 泛 海 灣 依 彩 靄   

曲 回 堤 畔 戀 聲 歌   

堂 窗 望 女 妻 前 塢   

浦 岸 歸 船 艇 上 河   

昂 燕 返 家 留 蝶 老   

揚 芳 伴 侍 風 和   

          (下平声「五歌」の押韻)


<解説>

 大意は

 娘父を導き、岳孫を連れ婆媳近づく。
 光海湾溢れ彩霧依り、曲堤巡り歌恋う。
 我船窓より女望み妻塢迎え、燕帰り蝶留め風和に芳緑侍る


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第35作は臺灣の ョ欣陽 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-35

  新年        

兒時鞭炮舞龍巡,   

喜換桃符揖四鄰。   

五十載間歡漸少,   

鬢邊白髮入年新。   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第36作は臺灣の ョ欣陽 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-36

  立春        

律移天地夜無聲,   

池畔冰消疏草萌。   

且待奔駒迴北斗,   

東風淡掃遠山明。   

          (下平声「八庚」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第37作は臺灣の 許忠和 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-37

  新年 一        

丙午欣迎驫馬春   

甘霖潤野逸香氤   

繁昌百業添財富   

福庇萬黎存寶珍   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第38作は臺灣の 許忠和 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-38

  新年 二        

鶯啼吉語兆祥春   

萬景熙和紫氣氤   

竿牘輕忊情意暖   

喜迎龍馬樂紛繽   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第39作は臺灣の 許忠和 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-39

  立春        

東皇霖雨豔梅櫻   

萬頃雲舒映一泓   

金閣粧新堤柳   

蝶蜂鶯燕喜爭鳴   

          (下平声「八庚」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第40作は中國の 陳興 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-40

  一月二日初游草堂(游成都五首)        

天借江南雨,   

吾當蜀道人。   

草堂今日到,   

詩氣忽精神。   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第41作は中國の 陳興 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-41

  ェ窄巷子(游成都五首)        

新茶新歲新庭院,   

古樹闕ヘ天井中。   

ェ窄巷間看幾尺,   

暗沈甘露下寒風。   

          (上平声「一東」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第42作は中國の 陳興 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-42

  過玉林路白夜(游成都五首)        

草堂詩氣此間人,   

當時午後一杯新。   

非茶非酒咖啡苦,   

滿牆留影盡青春。   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第43作は中國の 陳興 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-43

  新年去成都(游成都五首)        

蜀道詩仙入旅途,   

放翁細雨遠騎驢。   

誰知高鐵清溪見,   

今日成都近古都。   

          (上平声「七虞」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第44作は中國の 陳興 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-44

  新年游成都和(游成都五首)        

蜀山濃淡,細雨歸如雁。   

出土三星堆廣漢,改寫認知千萬。   

峨眉今日高峰,少陵當日秋風。   

錦里浣花溪冷,蒼松都似飛龍。   

          (上平声「一東」の押韻《清平樂・六盤山》)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第45作は宮城県の 竹林 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-45

  歲初招飮        

山郭初正逢故人   山郭の初正 故人に逢ふ

貧居歡笑擧杯頻   貧居の歓笑 杯を挙ぐること頻りなり

朝來送客門還掩   朝来 客を送り 門還た掩はば

野竹千竿一老身   野竹千竿 一老身

          (上平声「十一真」の押韻)


<口語訳>

 年の初めに客を招いて酒を飲む
 山あいの村にも正月が訪れ、友人に会うことができた。
 貧しい住まいで楽しく笑い、酒を酌み交わすことしきりなり。
 朝になって旅立つ人を見送り、また門を閉じてしまえば、
 野に生えるたくさんの竹と老いた身一つがあるばかり。


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 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第46作は富山県の 國士 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-46

  丙午一月八日寄高岡城趾梅園        

聞得暦官情報來   聞き得たり 暦官の情報来る

新春天色雪頻催   新春の天色 雪頻りに催す

昼行城曲暗香裏   昼に城曲を行けば 暗香の裏

處處寒梅含笑開   処処の寒梅 笑みを含みて開く

          (上平声「十灰」の押韻)


<大意>

暦を司る役人(ニュース)から、新しい季節の知らせが届いたと聞き得た
新春とはいえ、空の様子は雪をしきりに降らせようとしている
昼間に城跡の曲がり道を歩いていくと、ほのかな梅の香りが漂い
あちらこちらで寒中の梅が、ほほえむように咲いている


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第47作は佐賀県の 東山 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-47

  令和八年立春有感        

古都~鹿娯和平   古都の神鹿 和平を娯しみ

戯畫兎蛙歡共榮   戯画の兎蛙は共栄を歓ぶ

然奈人寰多亂道   然れども奈せん人寰 乱道多し

天心大コ應存生   天心の大徳 応に生に存すべし

          (下平声「八庚」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第48作は東京都の 魏河民 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-48

  新年書懷        

新年開暦已無望   新年暦を開けども已に望み無し

酩酊還醒瑞氣妨   酩酊すれども還た醒めて瑞気妨ぐ

惆悵明窗迎旭日   惆悵として明窓 旭日を迎ふ

窮途依舊獨凄涼   窮途旧に依りて 独り凄涼

          (下平声「七陽」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第49作は東京都の 魏河民 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-49

  新年        

三朝宿醉起徘徊   三朝宿酔起ちて 徘徊す

改暦無欣還有哀   暦を改めども欣び無く 還た哀しみ有り

昨昔自悲多愧悔   昨昔自ら悲しむ 愧悔多けれども

屠蘇皆忘復傾杯   屠蘇皆忘る 復た杯を傾く

          (上平声「十灰」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第50作は京都市の ~無月 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-50

  新年        

風吹參道入C晨   風参道を吹きて清晨に入り

陽照齋庭瑞氣新   陽斎庭を照らして瑞気新たなり

老媼迎年流感涙   老媼年を迎えて感涙を流し

一心合掌甚依~   一心に合掌して甚だ神に依る

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第51作は神奈川県の 凌雲 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-51

  新年        

毎歲祝儀歎息頻   毎歲の祝儀 歎息頻りなり、

高騰物価苦吟眞   高騰する物価 苦吟真あり。

迷冥一里寒松飾   冥に迷ふ一里 寒たる松飾、

幸oI生只祈~   幸福な終生 只神に祈るのみ。

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第52作は神奈川県の 凌雲 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-52

  立春選擧        

二月賢狐笑左傾   二月の賢狐 左傾を笑ひ

狡官財政攘舊耕   狡官の財政 旧耕に攘ひやる。

虎威拝借振権勢   虎威拝借 権勢を振ひ、

減税良民暫樂生   良民に減税し暫く生を楽しましむ。

          (下平声「八庚」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第53作は愛媛県の 岳城 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-53

  丙午新年書感        

陽光照徹白雲庵   陽光 照(しょう)徹(てつ) 白雲の庵

先壽歲朝謡一吟   先ず歲朝を寿ぎ一吟を謡う

八十健康殊可賀   八十の健康 殊に賀すべし

祝筵歡樂太平音   祝筵の歓楽 太平の音

          (下平声「十三覃」の押韻)


<解説>

 今年 八十を迎える元旦
 穏やかな好天に恵まれ子や孫との年賀の宴
 集う家族 皆 健康が何より目出度い


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第54作は愛媛県の 岳城 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-54

  丙午新年偶感        

星霜迅疾暦年新   星霜 迅疾 暦年新なり

瑞日梅花一片春   瑞日 梅花 一片の春

世事騒然天下計   世事 騒然 天下の計

齡經八十隔紅塵   齢 経に八十 紅塵を隔つ

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第55作は愛媛県の 岳城 さんからの作品です。
 

作品番号 2026-55

  立春        

瑞氣立春霜氣C   瑞気の立春 霜気清し

東風解凍曉鶯聲   東風 解凍 暁鶯の声

山房庭上梅花發   山房の庭上 梅花発く

不執樂天心自平   執れず天を楽しめば 心自づから平かなり

          (下平声「八庚」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第56作は韓國の 滄海 (韓國漢詩協會會長)さんからの作品です。
 韓國漢詩協會からは今回52首いただきました。

作品番号 2026-56

  新春 一        

打鼓聲中又發春   

天時人事瑞徴新   

滿家福祿歡迎日   

經國誠忠選別辰   

早放寒梅紅氣色   

更添老柳翠精神   

古宮聖地昌成路   

呼聚騷朋詠賞伸   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第57作は韓國の 滄海 (韓國漢詩協會會長)さんからの作品です。
 韓國漢詩協會からは今回52首いただきました。

作品番号 2026-57

  新春 二        

春回大地瑞光新   

錦繡山河赤馬臻   

岸柳添黃傳喜信   

庭梅發艶脱輕塵   

世難如意勤爲礎   

天不留時勁作輪   

國際交流搖亜   

以文會友勝遊伸   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第58作は 藍海 (韓國漢詩協會副會長)さんからの作品です。
 韓國漢詩協會からは今回52首いただきました。

作品番号 2026-58

  新春        

雪盡山間草色新   

東風吹送滿庭春   

堤細柳輕煙起   

告深江大鯉巡   

鵲噪C音飛裸木   

梅開瑞氣發微身   

豈無好節詩歌酒   

酬酌堂中喜樂臻   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第59作は韓國の 完山 さんからの作品です。
 韓國漢詩協會から52首いただいた中の一首です。

作品番号 2026-59

  新春        

東風吹送舊年塵   

萬里江山一夜新   

柳眼初開玉色   

花心欲綻絳羅身   

殘氷化水鳴溪曲   

候雁歸雲逐日輪   

莫道時光多變改   

太平消息在今晨   

          (上平声「十一真」の押韻)


























 2026年の新年漢詩(『第12回桐山堂詩會』参加詩) 第60作は韓國の 秋江 さんからの作品です。
 韓國漢詩協會から52首いただいた中の一首です。

作品番号 2026-60

  新春        

蘇生萬物帶新春   

日暖風光節氣辰   

白髮農耕朝夕隊   

黃金産業古今人   

鵑花恣恣三韓復   

草木八道眞   

田沓開疆無限處   

江山云好孰皆隣   

          (上平声「十一真」の押韻)