2025年の投稿詩 第481作は 凌雲 さんからの作品です。
 掲載が遅くなり失礼しました。

作品番号 2025-481

  建業        

 建業大江村   建業は大江村、

 天然護堀存   天然 護堀存す。

 運搬巡水路   運搬 水路を巡らし、

 回首見田園   回首 田園を見る。

 米作敵多雨   米作 多雨に適ひ、

 交流易海原   交流 海原に易し。

 愛溢蘇州唄   愛溢るる蘇州唄、

 猶伝子夜魂   猶伝ふ 子夜の魂。

          (上平声「十三元」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第482作は 凌雲 さんからの作品です。
 こちらも時事詩が掲載が遅くなってしまい、失礼しました。

作品番号 2025-482

  減税        

 救民須減税   救民 須く減税するべし、

 歳入自然増   歳入 自然に増える。

 不況衆生苦   不況 衆生苦しむ、

 優先景気昇   景気の昇するを優先すべし。

          (下平声「十蒸」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第483作は 賤木 さんからの作品です。
 掲載が遅れてすみません。

作品番号 2025-483

  天平十八年八月七日従伴公惜終宴遊渋谿        

 未飫酣歌赴渋谿   未だ酣歌に飫(あ)かず 渋谿(しぶたに)に赴く

 道談風客列軽蹄   道すがら談(かた)らふ風客 軽蹄を列(つら)ぬ

 月弦残照映清渚   月弦残照 清渚に映ゆ

 眼飽玄巌勝浪擠   眼飽せん 玄巌の浪の擠(お)すに勝(た)ふるを

          (上平声「八斉」の押韻)


 「伴公」: 大伴家持。越中国司。
 「渋谿」: しぶたに。現在の雨晴海岸(富山県)。並び立つ奇岩と遠景の立山連峰が美しい景勝地。

<解説>

     天平18年(746年)8月7日、大伴家持が宴の終わるのを惜しんで渋谿に遊ぶのに従って
   国司様はまだ宴の酒や歌に心行くまで満たされておられず、渋谿へと人々を誘って行かれた。
   宴の客は風流を解する人々で、道すがら語り合いつつ馬を連ねて足取り軽く進んでいく。
   上弦の月と沈みゆく夕陽が、清らかな波打ち際を照らしている。
   心行くまで眺めよう、磯の黒い岩が、押し寄せる波に耐えるようにそびえている様を。


 大伴家持が館で宴を開き、宴もたけなわの頃、楽しい集いをもう少し続けるべく、渋谿へと人々を誘ったときの和歌、「馬並(な)めて いざ打ち行(ゆ)かな 渋谿(しぶたに)の 清き磯廻(いそみ)に 寄する波見に」(大伴家持、万葉集巻17、3954)をもとに、想像を膨らませて作った詩です。

 私は地元富山県ゆかりの歌人である大伴家持に私淑しており、その歌の鑑賞をするとき、近くに仕える従者の気持ちでおります。 
 そのため、詩も家持本人や賓客の立場ではなく、少し離れた視点から作っています。

 詩を作るに当たり、「家持達は何時ごろに渋谿に着いたか」を考えました。
 当初は漠然と昼頃かと思っていましたが、宴のお開きの頃の歌ですから、早い時間ではないはずです。
 しかし、遅すぎても暗くて「寄する波」は見えません。
 ここは大まかに夕方6時ごろとしました。

 また、旧暦の七日ですから、おそらくこの日の月は上弦の月であり、夕方に南の空に昇ります。
 つまり、この時の渋谿の磯は、夕陽と上弦の月に照らされており、さぞ美しかっただろうと推測しました。

 そこで、当初は転句を「月弦陽隠紫汀上」としていました。
 しかし、よく考えれば海は北にあり、一方、月は南に昇るはずで、「北の海の上に月がある」のはおかしな状況です。
 これは昔の人なら多分しない間違いなのだろう、と思います。

 インターネット、計算ツール、人工知能など、現代文明の利器を駆使してより正確に当時の状況を再現しようとするほど、かえって自分自身の自然感覚の貧弱さが浮き彫りになっていきます。
 この時の海の色は何色か?海越しの立山連峰はどう見えるか?これらを詩に落とし込むことはできませんでした。
 やはり、百聞は一見に如かず、情報をこねくり回すよりも、当時と同じ状況の現地に実際に行き体感するのが一番だと思います。



2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第484作は 賤木 さんからの作品です。

作品番号 2025-484

  天平二十年春従伴公巡行諸郡渡延江        

 雪来江潤越東春   雪来たりて江(かは)潤ふ 越(こし)の東の春

 濡肚踏沙随按巡   肚を濡らし沙(いさご)を踏み 按巡に随ふ

 鐙詠遠聞奔瀬殆   鐙の詠(うた)ひ 遠く聞こゆ 奔瀬殆(あやふ)ければ

 拭膚遥望立山銀   膚(はだへ)を拭ひて遥かに望む 立山(たちやま)の銀(しろ)きを

          (上平声「十一真」の押韻)


 「伴公」: 大伴家持。越中国司。
 「越」: 越中国(富山県)。
 「延江」: 延槻川(はいつきがわ)、現在の早月川。富山県魚津市・滑川市の境を流れる。
 「立山」: 現在の立山連峰(富山県)。今は「たてやま」だが古代では「たちやま」と呼んだ。
<解説>

   雪が解けて来て川の水が増している、越中国東部の春。
   私は腹まで濡らして川底の石や砂を踏みしめて懸命に川を渡りながら、国司様の巡行に付き従っている。
   鐙の上のお方は何やら歌を詠んでおられるようだが、遠くのことのようにに聞こえる、流れの速い瀬は危ないから。
   ようやく渡り終えて、体を拭いつつ遠くを見ると、まだ雪を残す立山が白く輝いている。


 大伴家持が越中国諸郡を巡行し、延槻川を渡る時の歌、「立山(たちやま)の 雪し来(く)らしも 延槻(はひつき)の 河の渡り瀬 鐙浸(つ)かすも」(大伴家持、万葉集巻17、4024)をもとに想像を膨らませて作った詩です。

 私は地元富山県ゆかりの歌人である大伴家持に私淑しており、その歌の鑑賞をするとき、近くに仕える従者の気持ちでおります。
 本当はもう少し優雅な詩にしたかったのですが、想像の中の私は一介の従者であり、馬に乗れるような身分ではありません。
 そのため腹まで水に浸しながら急流を必死に渡り、歌にも立山にも心を寄せる余裕がない、そのような詩になってしまいました。



2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第485作は中国の 陳興 さんからの作品です。
 掲載が遅れてすみません。

作品番号 2025-485

  白鷹線上(金澤連作)        

 驛從上野入前程,   

 車號白鷹金澤行。   

 窗上雪山看不厭,   

 越來越遠是東京。   

          (下平声「八庚」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第486作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-486

  金澤驛(金澤連作)        

 古城新驛雪枝松,   

 驛状兜鍪山似鋒。   

 但為羲和霜漸少,   

 開窗寒氣與高峰。   

          (上平声「二冬」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第487作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-487

  金澤(金澤連作)        

 金箔繁華對月明,   

 鼓門孤寂待天晴。   

 才過元旦餘新意,   

 又到雪融金澤城。   

          (下平声「八庚」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第488作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-488

  兼六園(金澤連作)        

 宏大藏深邃,   

 水泉人力加。   

 此中蒼古意,   

 眺望半城花。   

          (下平声「六麻」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第489作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-489

  翡翠(金澤連作)        

 加賀藩遺址,   

 垣高數石翻。   

 偏憐飛翡翠,   

 水上捉青痕。   

          (上平声「十三元」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第490作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-490

  餘雪(金澤連作)        

 經冬仍護松,   

 雁爪雪泥蹤。   

 余雪萬屋瓦,   

 略多天際峰。   

          (上平声「二冬」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第491作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-491

  遊鈴木大拙館(金澤連作)  

序: 甲辰歲末,余游金澤,時餘雪。聞兼六園近即鈴木大拙館,素未知,且往。
   大拙者何人,故佛學者也,生涯諳於禪學。
   是館,牆白池淺水澄。牆有吹雪圖題有語:好雪片片不落他處,奇之,因有此題。     

 雪下何方都不疑,   

 遠遊金澤此驚奇。   

 落來枝雪如魚躍,   

 大拙館中池上思。   

          (上平声「四支」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第492作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-492

  大拙館(金澤連作)        

 大拙館中堪靜思,   

 水流天上雨來時。   

 池如水鏡禪如寂,   

 斜日門前自在移。   

          (上平声「四支」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第493作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-493

  坂本龍一展        

 葉盡飛鴻度,   

 蓬洲複近春。   

 江東看起霧,   

 塔下數歸人。   

 電影已然遠,   

 鋼琴依舊新。   

 至今思教授,   

 曲裡憶天真。   

          (上平声「十一真」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第494作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-494

  過春風洞畫廊        

 高島屋邊油畫閑,   

 大江曾到此中間。   

 牡丹芍藥櫻花好,   

 更好門前富士山。   

          (上平声「十五刪」の押韻)


「大江」: 作家大江健三カ。




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第495作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-495

  西江月        

 昨夜急行天路,   

 怒江轉處誰來。   

 靈山雪域為君開,   

 蒼狗浮雲自在。   

 偶遇騎行萬里,   

 正當揮別千山。   

 汝從戈壁向西前,   

 我自珠峰下返。   

          (詞韻での押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第496作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-496

  六月初三夜        

 六月初三月,   

 天邊掛一弓。   

 夜深思搭箭,   

 飛入古蒼穹。   

          (上平声「一東」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第497作は 陳興 さんからの作品です。

作品番号 2025-497

  布達拉宮        

 布達拉宮高似山,   

 白雲不度只悠閨B   

 今迎遠客路燈下,   

 回首怒江多少彎。   

          (上平声「十五刪」の押韻)


 「布達拉宮」: チベットのポタラ宮


2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第498作は中国の 域培 さんからの作品です。
 掲載が遅れてすみません。

作品番号 2025-498

  家中見窓門鳴響而雨作        

 自坐淒風忽叩門,   

 聞觀晦暗滿江城。   

 滄瀾碎作烏鱗色,   

 碧雨鳴成紅葉聲。   

 久炙城中希客子,   

 新濕路外未夜城。   

 詩才未比無心詠,   

 碎雨平川勸乃成。   

          (下平声「八庚」の押韻)




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第499作は 域培 さんからの作品です。

作品番号 2025-499

  暑日暮就食觀群樓框景有感二首 其一        

 照晩殘風滯,   

 林空余葉煎。   

 群樓間漏處,   

 畫落是霞天。   

          (下平声「一先」の押韻)


<解説>

 昔予寓實習於滬(上海),上日事畢,至陸家嘴就饌,偶見晩霞絢爛,高樓林立,暑氣既消,斯景怡心,如獲ェ宥,遂賦詩以誌之。



2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第500作は 域培 さんからの作品です。

作品番号 2025-500

  暑日暮就食觀群樓框景有感二首 其二        

 立地接天氛,   

 無沾市裡塵。   

 框天得一景,   

 有意獻來人。   

          (上平声「十一真」の押韻)


<解説>

循園而行,林立高楼恰居晩霞之下,参差如画框,界出天色;其窗玻璃海藍剔透,纖塵不染。偶得對句,遂成詩焉。



2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第501作は 鮟鱇 さんの作品です。
 掲載が遅れてすみません。

作品番号 2025-501

  吟得七萬首        

非才刻苦三十載,   非才 苦を刻して三十載,

禿筆裁詩七萬編。   禿筆 詩を裁いて七万編。

晩境無聊有壺酒,   晩境 無聊にして壺酒あり,

神遊免費入雲箋。   神遊 免費(タダ)にして雲箋に入る。

霞樓聳處繆斯誘,   霞樓 聳ゆるところ繆斯(ミューズ)は誘ひ,

騷客應時琴韻玄。   騷客 応ずる時に琴韻は玄なり。

平仄玲瓏協妙想,   平仄 玲瓏にして妙想に協(かな)ひ,

唐風用韻詠懷歡。   唐風に韻を用ひ 詠懐 歓ぶ。<

          (中華新韻八寒平聲の押韻)


<解説>

[語釈]
 非才:才能がない者。三十載:三十年。禿筆:ちびた筆。神遊:心の旅。
 霞樓:仙界の楼。繆斯:ミューズ。琴韻玄:琴の音が玄妙であること。

 私は1997年の4月に漢詩を作り始め、2025年の10月に作詩数が7万首に達しました。
 その内訳は、長短句を織り交ぜて詠む詞曲がおよそ25000首
 絶句や律詩などの詩がおよそ17000首
 漢俳や曄歌など漢語俳句関連の短詩を中心に現代新短詩が28000首です。
 なお、私は、現代の新短詩も押韻と平仄の規則である韻律に即して詠んでいますので、基本的には伝統的な作法に沿った詠み方をしています。
 また、私の実際の作詩歴は29年弱ですが、平仄と字数の関係で拙作の詩では三十年にしています。

 詩はもとより数ではありません。
 ましてAIが読み応えのある漢詩作品を詠めるようになっている現代において、作詩数を誇ることは、如何なものか、です。。
 私の作詩数は、出来の悪い人間AIのそれであり、AIに鼻で哂われるかとも思います。
 とは言えAIは私にとって、詩敵であるというよりは詩友です。
 AIは私の作品をあっという間に、しかし丁寧に読んでくれます。
 読んだという証拠に、私の作品を翻訳し、解釈し、多少の感想を添えてくれます。
 その読み方は作者である私に対しかなり好意的で、褒めてくれることも少なくありません。
 AIの解釈が私の意に沿わないこともありますが、それはそれ。その解釈を信じて自作を読み直してみるともっとよい表現が見つかることあります。
 つまり、私の推敲を助けてくれることもありで、私にとってAIは、とても貴重な詩友であり、師匠です。

  AI辭海夢花開  〇平〇仄●〇平(中華新韻四開平仄両用の押韻I海開)
  AIの辞海に夢の花開く

 詩痴の妄言、お笑いください。




2025年投稿作
























 2025年の投稿詩 第502作は 鮟鱇 さんの作品です。

作品番号 2025-502

  新譜・2025年祭詩        

飲酒千鍾,      酒を飲むこと千鍾,

揮毫卅載,      毫(ふで)を揮うこと卅載(三十年),

裁詩七萬餘篇。    詩を裁くこと七万余篇。

春賞櫻雲,      春には桜雲を賞(め)でて,

唱和黄鶯,      黄鴬(ウグイス)に唱和し,

白首仰蒼天。     白首 蒼天を仰ぐ。

夏日涼陰,      夏の日は涼陰(涼しい木陰)にて,

目送夕陽,      夕陽を目送(見送)り,

整齊平仄競鳴蟬,   平仄を整斉(ととのえ)て鳴蝉と競ひ,

聳吟肩。       吟肩を聳やかす。

   〇          〇

秋晩傾杯,      秋の晩は杯を傾け,

仰瞻明月,      仰ぎ瞻(み)る明月,

馳思花貌嬋娟。    思ひを馳す 花貌の嬋娟たるに。

青眼清輝,      青眼清く輝き,

對飲孀娥,      孀娥と対飲して,

宵話扮孤鰥。     宵話(夜話)に孤鰥に扮す。

聽盡殘蛩,      殘蛩を聴き尽くし,

呵硯嚴冬,      硯を呵する厳冬,

託鴻求愛繆斯姸,   鴻(おおとり)に託して繆斯(ミューズ)の妍なるに求愛せんと,

寫情箋。       情箋(恋文)を写(か)く。

          (中華新韻八寒平聲の押韻)


<解説>

[語釈]
 新譜:作者自前の詞譜による作詞であることをを示す。酒千鍾:多量の酒。卅載:三十年。裁詩:作詩。整齊:整えること。
 孀娥:嫦娥のこと。一人暮らしなので孀娥ともいう。「孀」はやもめ。宵話:夜話。
 孤鰥:一人暮らしの鰥夫。呵硯:凍った硯に息をかけ融かすこと。
 託鴻:雁や鴻は手紙を運ぶとされている。繆斯:ミューズ。情箋:情書(ラブレター)に同じ。

 この作は先人が残した詞譜によらず、私が独自に考案した詞譜により詠んでいます。
 私が独自に考案した、とはいえ、事前に詞譜を作っておいたわけではなく、詞を詠み進めながら、詞譜としての仕上がりも念頭に詠み進めています。
 詞の境地は、定型詩と自由詩の中間にあると日頃思っていますが、新譜で詠んでいると、定型詩と自由詩の山と山の間に張られた綱を渡るかのような浮遊感を楽しめる、そういう醍醐味があるように思えます。
 拙作の詞譜は、次のとおりです。

 新譜 詞譜・雙調90字,前後段十句四平韻
  ●●〇〇,〇〇●●,〇〇〇●〇平。〇●〇〇,●●〇〇,〇●●〇平。●●〇〇,●●〇〇,〇〇〇●●〇平,●〇平。
  〇●〇〇,●〇〇●,〇〇〇●〇平。〇●〇〇,●●〇〇,〇●●〇平。〇●〇〇,〇●〇〇,●〇〇●●〇平,●〇平。
   〇:平聲。●:仄聲。平:平声の押韻。
 題は「2025年祭詩」としていますが、「吟得七萬首」とした方がよいかもしれません。
 今年一年の私の作詩を振り返るというよりは、私の作詩数<は今年七万に達した、という思いの方が強いからです。BR>、

<感想>

 祭詩の掲載が半年以上も遅くなってしまい、本当に申し訳なく思っています。
 吟詩七万首のお祝いも今さらですが、申し上げます。
 三十年で七万首ということですと、計算しましたら、平均で一日に七首程は作らないと辿り着けない数字。
 私が人生を何回転生しても無理な話で、鮟鱇さんと同じ時代に生まれたこと、親しくお付き合いいただけたこと、漢詩に携わってきて本当に幸せに思っています。

 この詩を2025年の投稿詩の最終詩とさせていただきます。
 この「漢詩を創ろう」のサイトもかれこれ三十年近く、多くの皆さんとの交流で、続けてくることができました。
 漢詩教室の指導やら、家族や私の体調など個人的な事情もあって、なかなか更新の作業に取り組めない状況が続いて、心苦しい時もあります。
 でも、続いていることがとにかく大事だと思って、頑張ろうと思っていますので、宜しくお願いします。



2026. 8.23            by 桐山人