第16回 世界漢詩同好会総会(二〇〇六年十二月三十一日)

 『世界漢詩同好会』の第16回総会は、十二月三十一日に開かれました。
 詩題(今回は『迎年所感』)と押韻(今回は「下平声一先」)として、その日までに各国の幹事サイトに投稿された詩を交流し合うものです。
 日本では、この『漢詩を創ろう』のサイトが幹事となり、皆さんの交流詩を集約、掲載します。



 日本からの参加詩です。投稿順に紹介します。
 
]  井古綆   「迎年所感」          七言律詩
]  庵仙    「迎年所感」          七言絶句
]  黒浴@   「迎年所感」          七言絶句
]  Y.T   「迎春所感」          七言絶句
]  明鳳    「迎年所感」          七言律詩
]  登龍    「迎年所感」          七言絶句
]  嗣朗    「迎年所感」          七言絶句
]  點水    「迎年所感」          七言絶句
]  兼山    「迎年所感」          七言絶句
10]  真瑞庵   「新年雑賦」          七言律詩
11]  謝斧    「迎年所感」          五言絶句
12]  杜正    「迎年所感」          五言絶句
13]  鮟鱇    「迎年所感 五絶」       五言絶句
14]  鮟鱇    「迎年所感 五律」       五言律詩
15]  鮟鱇    「迎年所感 五排」       七言排律
16]  鮟鱇    「迎年所感 七絶」       七言絶句
17]  鮟鱇    「迎年所感 七律其一」     七言律詩
18]  鮟鱇    「迎年所感 七律其二」     七言律詩
19]  鮟鱇    「迎年所感 七律其三獨木橋體」 七言律詩
20]  鮟鱇    「迎年所感 七律轆轤体」    七言律詩
21]  禿羊    「迎年所感」          七言絶句
22]  常春    「迎年所感 憶伊拉克」     七言絶句
23]  菊太郎   「迎年所感」          七言律詩
24]  桐山人   「迎年所感」          七言絶句
25]  佐竹丹鳳  「迎年所感」          七言絶句


番号をクリックして下さい。















[1]
投稿者 井古綆 

[迎年所感]

馬齢七秩迓新年   馬齢七秩の新年を迓へ

旭日曈曈罩瑞煙   旭日曈曈瑞煙を罩む

心泰身寧謝康健   心泰身寧康健を謝し

神恩佛徳供清泉   神恩仏徳清泉を供ふ

無汚晩節祝元旦   晩節を汚す無く元旦を祝ひ

何背彝倫求惡錢   何ぞ彝倫に背いて惡錢を求めんや

雖爾難除腹中賊   しかりと雖も腹中の賊を除し難く

忘機洗耳勉參禅   機を忘れ耳を洗って参禅に勉めん



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[2]
投稿者 庵仙 

[迎年所感]

丁亥春光照四辺   丁亥(ひのといのしし)の春光 四辺を照らす、

夜來積雪暖生烟   夜来の積雪 暖 烟(けむり)生ず。

今朝正坐吟初譜   今朝 正坐して 初譜(しょふ)を吟ず

只管敲詩過一年   只管(ひたすら) 詩を敲たき 一年を過ごさん。

<解説>

平成19年の春の太陽が燦々と周囲を照らしている。
昨夜からの雪も止んで、積もる積もった雪が暖められ、煙が出ているようである。
元旦の朝、正坐して、自分で作った年始めの漢詩を吟じた。
今年も一途に詩を作って過ごしたいものだ。

新年を迎えての気持である。ゴロゴロしていても一年。それで今年は漢詩を作り、節を付け、詠うのも良いのではないか、と。ささやかではあるが、自分を叱咤激励した。

 丁亥(ひのといのしし)=干支でいう西暦2007年のこと。
 春光=元旦の太陽
 只管(ひたすら)=いちずに、只ひとすじに



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[3]
投稿者 黒浴@

[迎年所感]

平成丁亥吉祥年   平成 丁亥 吉祥の年

四海洋洋旭日鮮   四海 洋々 旭日鮮やか

薄髪老躯身尚健   薄髪 老躯 身なお健なり

朋歓眉壽草堂前   朋と 眉寿を歓ぶ 草堂の前



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[4]
投稿者 Y.T 

[迎春所感]

蓬屋虚園草未穿   蓬屋の虚園 草 未だ穿(めぶ)かず

寒梅漸發暖香傳   寒梅 漸く発いて 暖香を伝ふ

老大迎春意無限   老大 春を迎え 意(おもい) 限り無し

含杯迥望白雲天   杯を含んで 迥かに望む 白雲の天



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[5]
投稿者 明鳳 

[迎年所感]

人以言旁信字傳   「人」は「言」を以て「信」の 字を 伝へ

爲人不遜僞辭纒   「人(ひと)」と「為(なり)」不遜なれば「偽」辞 纏(まつ)わる

堯天政治耕田樂   堯天の 政治は 田を 耕して 楽しみ

舜日經濟賑市宜   舜日の 経済は 市(いち)を 賑(にぎわ)して 宜し

教育再生朝夕迫   教育の 再生は 朝夕に 迫り

學修徹底必須鞭   学修の 徹底は 必須の 鞭

塞源改革焦眉急   塞源の 改革は 焦眉の 急

侃諤議論心欲然   侃諤(かんがく)の 議論に 心 然(もえ)んと 欲す

<解説>

@「爲人」は「ひととなり」と読む、A「堯天」「舜日」は共に「よく治まる御世」、B「塞源」は「抜本塞源」のこと、C「侃諤」は「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」のこと。

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[6]
投稿者 登龍 

[迎年所感]

光陰駒隙餞徂年   光陰駒隙徂年に餞す

心迹難舒愧瓦全   心迹舒べ難く瓦全を愧ず

玉暦開端旗影暖   玉暦開端旗影暖かに

雖貧言志學高賢   貧と雖も志を言ひ高賢に学ぶ

<解説>

大意
  起句 月日は早く過ぎ徂年に別れを告げる、
  承句 心の跡は陳べる事が難しく役に立たない事を恥じる。
  轉句 新しい暦を開き始め旗の影が暖かに、
  結句 貧乏といえども志を言い昔のずば抜けた賢人に学ぶ。


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[7]
投稿者 嗣朗 

[迎年所感]

戌去亥回浮世遷   戌去り亥回るは 浮世の遷り

暗雲國政亂昏傳   暗雲の国政 乱昏伝ふ

人間品格革新礎   人間の品格 革新の礎

但使児悲立命蹎   ただ児を悲しましむは 立命蹎く

<解説>

 戌去り亥回るは・・・小泉政権から安部政権に代わって
 乱昏  ・・・・・・・・・道理が失われる様
 立命  ・・・・・・・・・安心立命



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[8]
投稿者 點水 

[迎年所感]

昨今詩草在爐邊   昨今の詩草 爐邊に在り

品格不高詞不鮮   品格高からず 詞 鮮ならず

百八鐘声滌煩腦   百八の鐘声 煩腦を滌ふ

二三佳作俟明年   二三の佳作 明年を俟たん



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[9]
投稿者 兼山 

[除夜偶感]

發心吟道十餘年   吟道に 發心して 十餘年

如矢光陰聲未圓   光陰 矢の如く 聲 未だ圓かならず

晩節何歎無一事   晩節 何ぞ歎かん 一事無きを

鐘音百八歳時遷   鐘音 百八 歳時遷る

<解説>

詩吟を習い始めてから、早や13年になる。
年月は矢の如く過ぎ去り、吟は中々上手くはならない。
この歳になって、今更、無冠の我が身を嘆く事も無い。
除夜の鐘が鳴り渡り、今年も暮れる。

定年後に始めた詩吟であるが、未熟者ながら近所の人たちと「詩吟を楽しむ会」をやっている。
団地の裏山にある禅宗妙見山『徳榮寺』の鐘楼には、檀家の人たちが、夜更けから列を成して順番を待ち、除夜の鐘を撞く。(当然、百八以上の鐘声が響く)
煩悩が無いと言えば嘘になるが、今年も暮れる。

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[10]
投稿者 真瑞庵 

[新年雑賦]

百八鐘声響陌阡   百八の鐘声 陌阡に響き

逸居矮屋又新年   逸居矮屋 又新年

忙裡執耡畦畝畔   忙裡 耡を執る 畦畝の畔

閑時策杖月花邊   閑時 杖を策す 月花の邊

紅顔私畫人生計   紅顔 私かに画す 人生の計

白髪空重悔悟員   白髪 空しく重ぬ 悔悟の員

老去何論來日事   老去 何ぞ論ぜん 来日の事

廟頭靜点一香煙   廟頭 静かに点ず 一香煙

<解説>

歳をとって、来し方を振り返ると悔やまれることばかり。
とは言え、明日に向かって如何こうしよう等と言う気力も無い。
ただただその日その日の無事を祈るだけ。
どれ、歳も明けたことだし、線香の一本も仏様に上げるか。


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[11]
投稿者 謝斧 

[新年所感]

一衣帯水鎖溟煙   一衣帯水 溟煙鎖し

遙夜未明迷去船   遙夜未だ明けず 去船迷ふ

遭虐難忘舊凶事   虐に遭って忘れ難き 舊凶事

省過偏願太平年   過を省りみて偏えに願う 太平年

台湾内政真愁絶   台湾の内政 真に愁絶

半島外交空黯然   半島の外交 空しく黯然たり

四海人皆自兄弟   四海人は皆 自から兄弟たり

鬩牆何異坐鍼氈   鬩牆 何んぞ異らん 鍼氈に坐するを



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[12]
投稿者 杜正 

[迎年所感]

歳暮竃Z人未眠   歳暮の竃Z 人 未だ眠らず

三更雑沓寺鐘傳   三更の雑沓 寺鐘伝う

中東殺伐無情極   中東の殺伐 無情極まる

強欲平和滿一年   強く欲す 平和 一年を満たらんことを

<解説>

 平和な日本では、忙しいながら新鮮な気持ちで新年を迎えようとしている。
 しかし、混迷のまま、新年を迎えるイラク情勢は、遠く離れた日本でも憂慮する出来事である。
 来年こそは、戦争の無い一年であって欲しい。

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[13]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 五絶]

迎春清筆硯,   迎春 筆硯ひっけんを清め,

試繪早梅妍。   試みにえがけり 早梅の妍。

画裡春風底,   画裡がり 春風の底,

關關鶯語圓。   関関として鴬語円かなり。

<解説>

  
  画裡:絵の中


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[14]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 五律]

白首傾椒酒,   白首 椒酒を傾け,

三元憶少年。   三元 少年を憶う。

青春花上露,   青春 花上の露,

朱臉酒中仙。   朱臉 酒中の仙。

依舊揮詩筆,   旧に依りて詩筆を揮い,

履新怩瓦全。   新をんで瓦全を怩ず。

吟如凡鳥哢,   吟ずれば凡鳥の哢るごとく,

鳳字走紅箋。   鳳字 紅箋を走る。

<解説>


鳳字:才能のないこと。鳳は字分解すれば凡鳥となる
履新:新年を迎える
瓦全:役に立たずに長らえること


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[15]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 五排]

愚生到花甲,   愚生 花甲に到り,

還暦欲迎年。   還暦 年を迎えんとす。

依舊傾殘酒,   旧に依りて残酒を傾け,

祭詩佯散仙。   詩を祭り散仙といつわる。

官途無鵠志,   官途に鵠志なく,

草舎有陶篇。   草舎に陶篇あり。

乞骨晴耕處,   骨を乞い晴耕の処,

偸閑雨讀天。   閑を偸む雨読の天。

擬唐揮禿筆,   唐に擬して禿筆を揮い,

得意聳吟肩。   意を得て吟肩を聳やかす。

旭日穿窗照,   旭日 窗を穿ちて照らせば,

偸閑雨讀天。   朱顔 雪 顛に満つ。



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[16]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 七絶]

人傾椒酒醉三元,   人 椒酒を傾けて三元に酔い,

依舊題詩吟聳肩。   旧に依りて詩を題し吟じ肩を聳やかす。

偶有中庭家雀囀,   たまたま中庭に家雀の囀るありて,

巧酬拙句喜新年。   巧みに拙句に酬い新年を喜ぶ。

<解説>

家雀:雀


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[17]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 七律 其一]

庭梅未綻氣猶寒,   庭梅 未だ綻ばず気はなお寒くも,

新暦新春春半傳。   新暦の新春 春なかばを伝う。

右送西山銀兎落,   右に西山に銀兎の落つるを送り,

左迎東海赤鴉圓。   左に東海に赤鴉の円かなるを迎う。

白頭依舊傾椒酒,   白頭 旧に依りて椒酒を傾け,

朱臉如今入午眠。   朱臉 如今じょこん 午眠に入る。

晩境多閑無一事,   晩境 閑多くして一事なく,

歳朝擧止若前年。   歳朝の擧止 前年のごとし。

<解説>

銀兎:月
赤鴉:太陽


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[18]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 七律 其二]

白頭依舊坐樽前,   白頭 旧に依りて樽前に坐し,

醉臉迎春紅欲然。   酔臉 春を迎えて紅く然えんとす。

笑語荊妻侑椒酒,   笑語す 荊妻の椒酒を侑め,

宛如玉女宴詩仙。   宛も玉女の詩仙に宴するがごときに。

人無功譽有吟思,   人に功誉なくして吟思あり,

筆走縱横構對聯。   筆は縦横に走りて対聯を構う。

平仄諧調擬唐律,   平仄諧調す 擬唐の律,

善哉香墨染雲箋。   善き哉 香墨 雲箋を染む。



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[19]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 七律 其三 獨木橋體]

散士偸生又送年,   散士 生を偸んでまた年を送らんとし,

歳除獨飲若常年。   歳除に独り飲むこと 常年のごとし。

風流有罪誑愚叟,   風流に罪ありて愚叟をたぶらかし,

韵事無功入晩年。   韵事に功なく晩年に入る。

凡鳥吟詩生鳳字,   凡鳥 詩を吟ずれば鳳字を生じ,

大人加筆到天年。   大人 筆を加えらば天年に到る。

迎新醉夢醒清曉,   迎新の醉夢 清曉に醒むらば,

白首荒唐更一年。   白首の荒唐 更に一年。



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[20]
投稿者 鮟鱇 

[迎年所感 七律轆轤体 五首]

半生殘夢醒樽前,   半生の残夢 樽前に醒め,

椒酒堪斟香氣先。   椒酒 斟むに堪えて香気 先んず。

歳晩祭詩懷舊事,   歳晩 詩を祭って旧事を懐かしみ,

正朝傾盞賀新年。   正朝 盞を傾けて新年を賀す。

山妻陪宴醉含笑,   山妻 宴に陪し酔って笑みを含み,

野叟搖唇吟聳肩。   野叟 唇を揺らし吟じて肩を聳やかす。

風韻擬唐成好句,   風韻 唐に擬して好句を成し,

本無声病有詩仙。   本より声病なくして詩仙あり。

             ○

日入東窗照枕邊,   日は東窓に入りて枕辺を照らし,

半生殘夢醒樽前。   半生の残夢 樽前に醒む。

荊妻陪我傾椒酒,   荊妻 我に陪して椒酒を傾け,

靈液洗塵如玉泉。   霊液 塵を洗って玉泉のごとし。

馬齒徒増身尚健,   馬歯 徒らに増して身 なお健に,

牛毛未減思空連。   牛毛 未だ減らずして思い 空しく連ぬ。

新正依舊揮詩筆,   新正 旧に依りて詩筆を揮えば,

鳳字重成陳套篇。   鳳字 重ねて成す 陳套の篇。

             ○

歳除依舊坐爐邊,   歳除 旧に依りて炉辺に坐し,

人嘆祭詩同去年。   人 嘆きて詩を祭ること 去年に同じ。

一片佳吟無記録,   一片の佳吟 記録に無く,

半生殘夢醒樽前。   半生の残夢 樽前に醒む。

良妻慰我勸椒酒,   良妻 我を慰めて椒酒を勧めらば,

麗藻成章涌玉泉。   麗藻 章を成して玉泉に涌く。

得意昂然揮短筆,   意を得て昂然と短筆を揮えば,

迎新吟句若通仙。   迎新の吟句 仙に通じるがごとし。

             ○

人賣藏書得酒錢,   人 蔵書を売って酒銭を得,

遊魂買醉送流年。   魂を遊ばし 酔いを買って流年を送る。

頻揮北斗斟星漢,   頻に北斗を揮って星漢を斟み,

暫入南柯絶世縁。   暫く南柯に入りて世縁を絶つ。

一夜吟行過花底,   一夜の吟行 花底に過ごし,

半生殘夢醒樽前。   半生の残夢 樽前に醒む。

歳朝重飲屠蘇效,   歳朝 重ねて飲めば屠蘇に效あり,

詩筆忽成珠玉篇。   詩筆 忽ち成す 珠玉の篇。

             ○

歳除醉死下黄泉,   歳除 酔って死んで黄泉に下り,

笑對閻王結酒縁。   笑って閻王に対し酒縁を結ぶ。

萬壽法官通義理,   万寿の法官 義理に通じ,

千鍾靈液作詩仙。   千鍾の霊液 詩仙を作す。

白頭妄語成佳句,   白頭の妄語は佳句と成り,

朱臉花言構對聯。   朱臉の花言は対聯を構う。

日上迎新被追放,   日が上り新を迎えれば追放され,

半生殘夢醒樽前。   半生の残夢 樽前に醒む。



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[21]
投稿者 禿羊 

[迎年所感]

六十有五又新年   六十有五 又新年

衰骨凡愚貪醉眠   衰骨 凡愚 酔眠を貪る

植柳無看聳幹世   柳を植うるも 看ること無し 聳幹の世

愛桜當寂滿花邊   桜を愛して 当に寂す 花の満てる辺

不須長壽養生術   須いず 長寿 養生の術

時喜貧家飽喫筵   時に喜ぶ 貧家 飽喫の筵

人事正知臻死道   人事 正に知る 死に臻る道と

棄捐醜惡一隨天   醜悪を棄捐して 一に天に随わん

<解説>

植柳:柳宗元「植柳戯題」
愛桜:日本僧 西行故事


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[22]
投稿者 常春 

[迎年所感 憶伊拉克]

硝塵未息両河邊   硝塵未だ息まず両河の辺

錯綜怨讐爭覇権   錯綜する怨讐覇権を争う

此地文明発祥處   此の地文明発祥の處

勧君融合太平年   君に勧む融合太平の年をと

<解説>

両河辺=両河流域=美索不達米亜(メソポタミヤ)
覇権は日本発の漢語ですが、市民権を得たのでは。


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[23]
投稿者 菊太郎 

[迎年所感]

旭日曈曈歳旦天   旭日 曈曈(とうとう) 歳旦の天

俗塵自脱已三年   俗塵 脱してより 已に三年

浮生霜鬢身康健   浮生の霜鬢 身康健なり

獨壽屠蘇志益堅   独り寿す 屠蘇 志ますます堅なり

<解説>

定年になって早三年、お陰様で身体は至って健康、かねてよりやりたいと思っていたことへの挑戦心だけは旺盛なり

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[24]
投稿者 桐山人 

[迎年所感]

飢鳥哀鳴痩樹邊   飢鳥 哀鳴す 痩樹の辺

荒村十里朔風旋   荒村 十里 朔風旋る

今朝孤杖踏霜徑   今朝 孤杖 霜径を踏めば

一萼紅葩又一年   一萼の紅葩 又一年



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[25]
投稿者 佐竹丹鳳 

[迎年所感]

誰奏琴箏冷冷弦   誰が奏でる 琴箏冷冷たる弦

玻窓添線曉光鮮   玻窓線を添えて 曉光鮮やかなり

悲歡交到新春信   悲歡交ごも到る 新春の信

贏得衰残風雅縁   贏し得たり衰残 風雅の縁



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