2025年の新年漢詩 第31作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 逋客山人范逸之 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-31

  迎新年        

 煙花倒數賀開元,   

 萬眾歡騰笑語喧。   

 餞歲綺筵饒瑞氣,   

 迎春歌舞接晨昏。   

 龍蛇起陸非天意,   

 猿鶴蟲沙豈足論。   

 但願新年新景象,   

 妖桃穠李滿庭園。   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第32作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 逋客山人范逸之 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-32

  立春        

 九天搖落舞乾坤,   

 六出花飛早及門。   

 初醒梅心蘇堺モ,   

 將開柳眼俟春暄。   

 蕭齋一夜添生氣,   

 風信頻傳結彩旛。   

 莫道新來消息少,   

 東君忽報到前村。   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第33作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 兪棟祥 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-33

  迎新年        

 爆竹響聲天地恩,   

 桃符新換戸庭門。   

 花香送暖飛翻嶺,   

 草埼{寒上下村。   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第34作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 張錦雲 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-34

  迎新年        

 祥聯撰備貼庭門   

 乙巳迎年古俗遵   

 大地花榮新歲月   

 東皇彩剪舊乾坤   

 燦光爆竹歡中鬧   

 舉目風華意外繁   

 恭喜聲聲兵燮靖   

 和春六順壯兒孫   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第35作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 張錦雲 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-35

  立春        

 一年節氣立春元   

 枯木萌芽竹帶孫   

 農務唯憂寒雨暴   

 祈時回暖著天恩   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第36作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 張錦雲 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-36

  立春        

 泰開年序立春門   

 首計唯勤コ業尊   

 節氣雖寒甘雨順   

 工商農仕樂天恩   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第37作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 商吟 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-37

  迎新年        

 復刻t風始一元,   

 金蛇吐信樂掀翻;   

 祥和氣象昇平日,   

 合慶豐年聚寶盆。   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第38作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、臺灣の 商吟 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-38

  立春        

 溫馨日照暖陽光,   

 細雨和風醉草堂;   

 柳盗V枝梅吐蕊,   

 感情流露自然香。   

          (下平聲「七陽」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第39作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、中國の 趙梓宏 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-39

  春節感懷        

 爆竹聲聲除舊歲,   

 梅花片片落乾坤。   

 千般萬事皆如意,   

 不覺平生無與言。   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第40作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、中國の 格非 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-40

  新年        

 碧宇從知揩不凈,   

 劫灰更比去年多。   

 遠方聽得杜鵑哭,   

 四海飛來當酒歌。   

 誰嚮雲邊題雁字,   

 晩來亭上對鷗波。   

 圍爐煮雪茶添火,   

 浮想春回花幾何。   

          (下平聲「五歌」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第41作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、中國の 格非 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-41

  立春        

 一冬無雪鬢猶白,   

 望裏春歸長恨遲。   

 溪彈石鍵丘作曲,   

 花開心事蝶先知。   

 燕回非是王維畫,   

 鶯囀可疑摩詰詩。   

 野渡無人鷗未散,   

 夕陽紅在看雲時。   

          (上平聲「四支」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第42作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、中國の 劉澤霖 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-42

  春節        

 綺戸新桃昭歲痕,   

 殘臘遁形暖日暾。   

 爆竿裂宇驚靄,   

 椒酒濡脣沁野村。   

 風戲燈花思綺夢,   

 星垂綺戸憶蚨。   

 遙瞻洛邑元宵夜,   

 寶馬雕鞍逐笑喧。   

          (上平聲「十三元」の押韻)


<添文>

 很高興能有一箇這麼好的平台來促進三國之間的文學交流,我把我的拙作奉上,請各位文學前輩和文友不吝賜教。

























 2025年の新年漢詩 第43作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、中國の 陳興 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-43

  元旦大雁塔前遇太白上陽台帖        

 山自多高水自長   

 浮屠依舊落茫茫   

 忽逢太白上陽筆   

 使我塔前思盛唐   

          (下平聲「七陽」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第44作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、熊本県の 瓊泉 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-44

  新年書懷        

 乙巳迎春天地暄   乙巳 春を迎へて 天地暄かなり

 一家無恙賀三元   一家 恙無く 三元を賀す

 草堂也有團欒樂   草堂 也有り 団欒の楽しみ

 老弱圍盤笑語喧   老弱 盤を囲んで 笑語喧し

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第45作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、神奈川県の 忍冬 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-45

  門司和布刈神社迎春神事        

 往昔干戈決海門   往昔の干戈 海門に決す

 今唯敬奉水神恩   今は唯だ 水神の恩を敬い奉るのみ

 元朝炬下刈新藻   元朝 炬の下 新藻を刈るなり

 遺習景観傳子孫   遺習 景観 子孫に伝えよ

          (上平聲「十三元」の押韻)


<解説>

 北九州市門司港の和布刈(めかり)神社において、旧正月早暁、大篝火の下でワカメを菜り、奉納します。
 松本清張氏の初期小説『時間の習俗』の中で犯人のトリックとしてこの祭礼が使われています。
 この神社の近くに住んでいたので愛着が深いです。


























 2025年の新年漢詩 第46作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、宮城県の竹林さんからの作品です。
 

作品番号 2025-46

  立春        

 春風嫋嫋靡幡   春風 嫋々として 幡を靡かす

 細雪霏霏落古垣   細雪 霏々として 古垣に落つ

 求暖逍遙無所覓   暖を求めんとして 逍遥す 覓むる所無し

 曳筇去此叩誰門   筇を曳き 此より去りて 誰が門を叩かん

          (上平聲「十三元」の押韻)


<解説>

 春の風がそよぎ青い旗を靡かせる、
 細かな雪がちらちらと古い垣に落ちる。
 暖かさを探し求めてぶらぶら歩くも、特に尋ねる所はない、
 杖を引きよせここから立ち去ろうとしているのだが、さて、誰の家の門を敲こうか。


























 2025年の新年漢詩 第47作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、宮城県の 青風 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-47

  立春無情        

 初梅幽豔聽鳴鶯   初梅 幽艶たり 鳴鴬を聴く

 春酒對花鷗鷺盟   春酒は花に対せよ 鴎鷺の盟

 少婦來云夫去世   少婦来たりて云ふ 夫は世を去ると

 與君一朶淚縱   君に一朶を与ふるも 涙縦横なり

          (下平聲「八庚」の押韻)


<解説>

 初梅がひそやかに艶やかに咲いている。鶯の鳴声も聞える。
 作詩仲間よ、梅花に向かって春酒を飲もうではないか。
 (病気の仲間の)若妻がやって来た。夫が世を去ったという。
 女に梅を一枝与えたが、涙が止まらない。(詩想に、能登半島地震がある)

























 2025年の新年漢詩 第478作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、宮城県の 淡雪 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-48

  初春即事        

 迎新獻壽叙寒暄   新を迎へ 寿を献じ 寒暄を叙(の)ぶ

 澹蕩春風酒滿樽   澹蕩たり春風 酒樽に満つ

 瑞氣無彊誰共語   瑞気 極りなし 誰と共に語らん

 千秋萬歲溢乾坤   千秋 万歳 乾坤に溢(あふ)る

          (上平声「十三元」の押韻)


<解説>

 新年を迎え、お祝いを申し上げ時好の挨拶を述べる
 春の光がたゆたい春風がそよぎ、酒は樽に満ちている
 目出度さは限りなく、誰とともに語ろう
 長生きの祝いの気分は、辺りにみなぎっている


























 2025年の新年漢詩 第49作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、大阪府の 道佳 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-49

  迎新年        

 維納新年演奏尊   維納新年演奏尊し

 川流悲喜曲成溫   川流悲喜曲成温なり

 切望亡國之音熄   切望す亡国の音熄んことを

 光被地球和樂魂   地球を光被せん和楽の魂

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第50作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、大阪府の 快寔 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-50

  新年所感        

 尚昇八十娯嬉繁   尚ほ八十に昇りて 娯嬉繁し

 雅韻玲玲三曲尊   雅韻 玲玲たる三曲尊し

 擧琢技量奏旋律   技量を琢き挙げ 旋律を奏す

 友朋偕樂健全存   友朋 偕に楽しみ 健全を存す

          (上平聲「十三元」の押韻)


<解説>

いよいよ八十路を迎える年になるが、今も尚趣味を広げている
邦楽の響きは美しく、琴・三絃・尺八の合奏は素晴らしい
更に技量を磨いて旋律を奏でたい
そして仲間とともに楽曲を楽しみいつまでも健康でありたいものだ
 快寔さんは以前、「喬」さんのお名前で投稿いただいたことがありました。

























 2025年の新年漢詩 第51作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、愛知県の 河山 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-51

  立春        

 鶯兒出谷弄微暄   鶯児 谷を出で微暄を弄し

 竹外一枝先返魂   竹外の一枝 先ず魂を返す

 弱蝗謇圏ャ水岸   弱柳 煙を帯びる流水の岸

 春風解凍野人園   春風 凍を解く野人の園

          (上平聲「十三元」の押韻)


<解説>

 谷を出た鶯が早春の温かさを弄び、竹外の梅の一枝が、先ず花を開く。
 柳の芽が膨らんで、煙を帯びたようだ。
 春風は、軽暖を運び、凍った園を解かしてくれる。

























 2025年の新年漢詩 第52作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 素儂 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-52

  立春        

 斗柄回歸復建元   

 立春大吉頌時恩   

 天機自動陰陽變   

 地理咸亨節序存   

 方綻雪梅眞可愛   

 忽成草稿與誰論   

 蘇生物物奇光發   

 旅逸東風叩掩門   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第53作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 錦靖堂 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-53

  乙巳立春        

 立春瑞氣節中元   

 乙巳慶多前後村   

 栢鬚髯凝北細   

 紅梅蓓蕾向南繁   

 詩人弄筆裁新軸   

 酒客呼朋洗舊樽   

 政界紛紛爭日日   

 平和同族待天恩   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第54作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 伯峰 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-54

  迎新年        

 巳送龍迎歲元   

 家家所望物華繁   

 兒童爆竹災殃滅   

 野老耕田苦楚呑   

 嘉穀豐饒安市巷   

 滿輿瑞樂江村   

 東君布コ蘇生裏   

 南北和平待大恩   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第55作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 炯岩 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-55

  立春        

 立春令節建三元   

 布コ東君萬物繁   

 殘雪不藏梅頰窕   

 韶光先動柳蒲媛   

 門迎瑞氣招來賦   

 民願豐年共飮樽   

 大吉亨通多慶祝   

 家家必是被驩カ   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第56作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の C河 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-56

  立春        

 東君登極立春暾   

 和氣充天滿節恩   

 寒雪消殘梅蕊綻   

 陽漸進柳枝繁   

 野翁祈願換符在   

 詩客所望新軸存   

 微物蠢然萌蘖出   

 蘇生~妙敢何論   

          (上平声「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第57作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 虛亭 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-57

  立春        

 立春淑氣有陽元   

 帝氤氳潤物繁   

 掃地天金儲玉庫   

 開門萬福貼彤軒   

 暖風岸柳江山變   

 吐馥窗梅歲月呑   

 展軸優遊吟賦樂   

 幽情溢興醉沈樽   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第58作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 龜岑 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-58

  立春        

 立春大吉貼楹門   

 布コ東君恩惠敦   

 窗下梅腮花白發   

 川邊柳眼葉繁   

 長成子女婚談解   

 虛弱孫兒哺食呑   

 萬物蘇生咸得意   

 野翁風月敢何論   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第59作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 石覃 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-59

  迎新年        

 巳和陽已照元   

 韶光九十繞山園   

 東風得意忙新市   

 瑞氣從容靜古村   

 萬象含煕天コ業   

 三農頌祝地弘恩   

 吾邦發展期望裏   

 詩典郫磨向斗門   

          (上平聲「十三元」の押韻)


























 2025年の新年漢詩 第60作は『第11回桐山堂詩會』参加詩、韓國慶州市東都詩會の 愚且 さんからの作品です。
 

作品番号 2025-60

  立春        

 節序循環座始元   

 立春大吉貼軒門   

 方來暖日梅支變   

 將次微風柳眼繁   

 ~筆文章陶老軸   

 仙才詩酒李翁樽   

 東君布コ蘇生裏   

 雨露之情待極恩   

          (上平声「十三元」の押韻)