2020年の新年漢詩 第61作は (桐山堂刈谷) A・K さんからの作品です。
 

作品番号 2019-61

  新年 一        

夜來積雪一窗明   夜来 積雪 一窓の明かり

歳旦風和春草萌   歳旦 風和み 春草萌ゆ

破蕾梅花通淑氣   破蕾の梅花 淑気通る

正迎喜壽氣愈清   喜寿を正に迎へ 気愈よ清し

          (下平声「八庚」の押韻)


    
























 2020年の新年漢詩 第62作は (桐山堂刈谷) A・K さんからの作品です。
 

作品番号 2019-62

  新年 二        

梅花蕾破動春情   梅花 蕾破れ 春情動く

送舊迎新看曉リ   旧を送り 新を迎へ 暁の晴を看る

有限人生好忘老   有限の人生 好し 老を忘れん

和顏喜壽暖風輕   顏を和ませ 寿を喜ぶ 暖風軽やか

          (下平声「八庚」の押韻)


    
























 2020年の新年漢詩 第63作は (桐山堂刈谷) Y・N さんからの作品です。
 

作品番号 2019-63

  新年        

四海祥雲瑞氣生   四海 祥雲 瑞気生ず

迎春萬戸曉鐘聲   春を迎ふる万戸 暁鐘の声

令和元旦身多幸   令和 元旦 身は多幸

試筆朝陽心自平   試筆の朝陽 心自ら平らかなり

          (下平声「八庚」の押韻)


 令和の元号初の元旦を迎えて
























 2020年の新年漢詩 第64作は (桐山堂刈谷) 聖陽 さんからの作品です。
 

作品番号 2019-64

  庚子新年        

遼遠寺鐘歳月更   遼遠 寺鐘 歳月更む

寒窗煖酒一燈C   寒窓に酒を煖め 一灯清し

元朝風歇東方白   元朝 風歇み 東方白し

盎盎卿雲曉色明   盎盎たる卿雲 暁色明らか

          (下平声「八庚」の押韻)


 大晦日、一年を振り返る時間(昭和の子どもの頃を思い出して)
 新しい令和初のお正月を迎える朝の空気、日本人で良かった。

























 2020年の新年漢詩 第65作は (桐山堂刈谷) 聖陽 さんからの作品です。
 

作品番号 2019-65

  新年書懷        

令和無恙歳朝迎   令和 恙無く 歳朝迎ふ

瑞靄晨鷄曉一聲   瑞靄 晨鶏 暁に一声

肅肅曈曈初日上   肅肅 曈曈と初日上る

惠風満地久安平   恵風 地に満ち 久しく安平たり

          (下平声「八庚」の押韻)


    
























 2020年の新年漢詩 第66作は (桐山堂刈谷) 松閣 さんからの作品です。
 

作品番号 2019-66

  令和庚子歳旦        

玉暦回來迎子年   玉暦 回り來たり 子年を迎ふ

清心元旦向華箋   清心 元旦 華箋に向かふ

愛書敲句遊風雅   書を愛し 句を敲き 風雅を遊ぶ

二百蕪詩椒酒前   二百の蕪詩 椒酒の前

          (下平声「一先」の押韻)


    
























 2020年の新年漢詩 第67作は (桐山堂刈谷) T・K さんからの作品です。
 

作品番号 2019-67

  庚子年頭作        

八十人生添四春   八十の人生 四春を添ふ

五雲靉靆歳華新   五雲 靉靆 歳華新し

一家康健三元宴   一家 康健 三元の宴

老叟餘年書巻親   老叟 餘年 書巻親しむ

          (上平声「十一真」の押韻)


    
























 2020年の新年漢詩 第68作は (芙蓉漢詩会) S・W さんからの作品です。
 

作品番号 2019-68

  新年書懷        

歳朝參詣暖風輕   歳朝 参詣 暖風軽し

家室相揃和氣生   家室 相揃ひて 和気生ず

拝拱爲君存宿志   拝拱す 君が為 宿志を存ずを

三兒笑語喜心平   三児の笑語に心平を喜ぶ

          (下平声「八庚」の押韻)


 元旦の朝、恒例の初詣へ出かけた。近くの氏神様をお参りする。
 暖かなお正月、家族が揃い和やかなひと時。
 子供達のために手を合わせて祈った。
 三人息子の笑い話を聞きながら、何事も無く安らかな今に幸せを感じた。

























 2020年の新年漢詩 第69作は (芙蓉漢詩会) F・U さんからの作品です。
 

作品番号 2019-69

  庚子元旦 一        

曈曈初日照鴟甍   曈曈たる初日 鴟甍を照らし

一脈春風颭旆旌   一脈の春風 旆旌を颭(そよが)す

先献佛前新歳水   先に仏前に献ず 新歳の水

令和御宇願昇平   令和の御宇 昇平ならんことを願ふ

          (下平声「八庚」の押韻)


「御宇」: 天下を治めている期間。御代。
    
























 2020年の新年漢詩 第70作は (芙蓉漢詩会) F・U さんからの作品です。
 

作品番号 2019-70

  庚子元旦 二        

歳旦風和節序更   歳旦 風和し 節序更まり

三元天地入春晴   三元の天地 春晴に入る

遙看白雪嶽芙蓉   遥かに看る 白雪の嶽芙蓉

旭日放紅山色明   旭日 紅を放って 山色明らかなり

          (下平声「八庚」の押韻)